国の政策と森林経営
森林作り・森林経営
貿易摩擦の解消「国内に無い優良原料を輸入すること」には、輸入材は欠かせません。
そうかと言って国内産針葉樹を使うこと「日本のスギ・ヒノキは管柱を取る為の森林経営です。それを転換して積極的に太い木と輸入に頼らなくても良い優良な広葉樹を育む森林作りに森林経営をシフトする」ことで、現在日本のあらゆる地域で起こっている災害は確実に減らせます。
人間の作ったダムに限界があることもわかったと思います。一定レベルまでは貯水能力はありますが、それを超えるとダムが崩壊して大参事になりかねないので、仕方なく放水しました。その為に下流域で大洪水を巻き起こしてしまいました。
現在、日本国民は森林税と言う形で納税させられていることをご存知ですか? その税金は、日本の森林関係の補助金に使われているのです。
- 木材バイオマス発電事業
- 国内産構造用合板事業
- SLT(ソリッドラミネーションティンバー)直行集成材事業
この3つが今回の国の政策の大転換ですが、日本以外の国に大声で言えないのです。
それは輸出補助金になり、WTOに絡んでくる政策なのです。
しかし、本来日本国内の治水等の為の森林経営は、内政問題なので外国から言われても堂々と内政干渉だとはねつければ良いのに、こっそり非常にわかりにくい所に税金をかけて来るのはおかしいと思います。また、大きな大木を育てるには、この森林税は有効な政策だと胸を張って言える材木屋がいないことを残念に思います。
正しい森林経営・ダム建設・河川の整備どれか一つでも欠ければ、100年先の日本国は繁栄しているかどうかわからないと思います。
西日本の被災者の方達に、「頑張ってください」と発信しますが、これだけでは全く不十分です。日本中の何処で大災害に会うかわからない状況に陥っていることに着目し、日本人全員が幸せになる税制改正に取り組んで欲しいと思います。
個人市民税の均等割り部分に、知らない間に課税する方法は正しい方法ではないと思います。
課税に文句を言っているのではありません。姑息な手段を取らず、堂々と国民に話をしていただきたいと思います。
2020年以降増税か計画されている森林環境税について、材木業者が議論に参加していない様に思えてならないのです。材木屋はこのことに対して材木屋独自で知識人を入れた会合を持ち、オープンに真摯に取り組んで欲しいと思います。